当たっても痛くない風船の刀「あらたま刀」を使用し、相手から「一本」を取ることを目指す、日の本福祉会が開発したオリジナルの武道です。
武道の持つ礼儀作法や相手を敬う心、日本文化の魅力を子どもたちに伝えたいという思いから誕生しました。
防具を必要としないため、小さなお子さまから大人まで安全に楽しむことができ、初めて武道に触れる方でも気軽に参加できます。
勝敗だけを競うのではなく、相手を尊重すること、自分の心を整えること、最後まであきらめずに挑戦することを大切にしています。
「あらたま」という言葉は「磨く前の宝石」を意味し、子どもたちの未来を育みたいという願いが込められています。

あらたま剣術で使用する「あらたま刀」は、日本刀の形状にこだわって開発したオリジナルのバルーン刀です。
柔らかな素材で作られているため、相手に当たっても痛みが少なく、安全に稽古や試合を行うことができます。
一方で、打突が決まると金属音を思わせる迫力ある音が鳴り、まるで本物の剣術をしているかのような臨場感を味わえます。
軽量で扱いやすく、小学校低学年の児童でも無理なく構えることができるため、年齢を問わず楽しめることも大きな特長です。

あらたま剣術では、技術の上達だけでなく、武士道の精神を学ぶことを大切にしています。
稽古では「礼に始まり、礼に終わる」を基本とし、相手への感謝や敬意を表す作法を身につけます。
また、正義感、勇気、誠実さ、思いやりといった武士道の価値観に触れることで、人として大切な心を育みます。
現代では触れる機会が少なくなった日本の伝統文化や精神性を、体験を通じて自然に学ぶことができるのも、あらたま剣術の大きな魅力です。

日の本福祉会が運営する放課後児童クラブでは、専任講師(師範)が月に1回各施設を訪問し、希望する児童を対象にあらたま剣術の指導を行っています。
稽古では基本動作や礼法を学んだ後、実際に試合形式で一本を競い合います。
子どもたちは楽しみながら集中力や判断力を養い、仲間との交流を深めています。
人気の高い活動のひとつとなっており、多い日には学童全体の約4割の児童が参加します。
学年や学校の違う子ども同士が交流できる機会にもなっており、学童生活の中での大切な学びの場となっています。

2025年7月27日(日)、あらたま剣術を大阪関西万博に出展いたしました。
各学童の予選会、地区大会を勝ち抜いた小学生剣士たちが、低学年の部、高学年の部、少女剣士の部の決勝戦を行いました。
また、ご来場いただいた方々に実際にあらたま刀を握っていただき、抜刀体験を行っていただきました。
大盛況のもと、あらたま剣術を世界に発信することができました。





